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友人へのメッセージをAIに手伝ってもらうのは、不誠実なことか

その友人とは、もう一年ほど連絡を取っていない。メッセージ画面を開き、一文書いては消し、また書いては消し、四回目の下書きでもまだしっくりこない。最後にAIを開き、状況をそのまま説明してみる。「一年連絡していない友人に送るメッセージを書いてほしい。謝っているようにも、恨み言のようにも聞こえたくない」。返ってきた三つの案は、自分が三十分かけて絞り出したどの一文よりも自然で、あたたかい。ひとつを選び、言葉を少し直し、送信ボタンを押す直前になって、ひどく具体的な違和感がわいてくる。言葉が借り物だったとして、このメッセージはまだ自分から送るものだと言えるのだろうか。

この違和感が、実際には何についてのものか

まず違和感の中身を正確に見ておく価値がある。「AIを使うのは不誠実な気がする」というのは、実はやや的外れな言い方だからだ。スペルチェッカーを使ったからといって不安になる人はいないし、送信前にパートナーに下書きを読んでもらったからといってそのメッセージが無効になるわけでもない。自分の気持ちを言い当てていた本の一節を借りて使うことにも、後ろめたさを感じる人は少ない。本当の不安はもっと狭い場所にある。「この人には連絡するだけの価値がある」と思ったその気持ちそのものが、文章の組み立てと一緒にどこかへ外注されてしまい、友人のスマホに届くのは自分ではなく、テンプレートのようなものではないか、という疑いだ。

この疑いは、軽く扱わず、ちゃんと向き合う価値がある。時にはその疑いが当たっていることもあるからだ。ただし、当たっている理由は、たいてい人が思っているのとは違う。

ひとつの不安の中に、実は二つのことが混ざっている

混乱の大半は、「言葉を書いたのは誰か」と「送ると決めたのは誰か」を、同じひとつの問いとして扱ってしまうところから来ている。実際にはこの二つは別のものだ。

連絡するという決断そのもの——この人のことがずっと頭のどこかにあって、一年の沈黙がだんだん落ち着かなくなってきて、今日こそ何かしようと思ったこと——は、どんな道具にも代わりに下せない決断だ。AIを開くよりずっと前に、あなたはその決断を抱えてメッセージ画面の前に立っている。本当にコストがかかっていたのはここであり、ここは間違いなく自分のものだ。

言葉選び——「ずっと気になっていた、こんなに間が空いてしまってごめん」ということを、硬くならず、かといって相手に気を遣わせる謝り方にもならない一文にすること——は、それとは別の、ずっと小さな技術であり、それでいて夜遅く、四回目の下書きを消した後では、実際に多くの人にとって本当に難しい部分でもある。ここで手を借りたからといって、さかのぼって最初の決断が消えるわけではない。気持ちが先にあり、道具はそれを送り出す手助けをしただけだ。

うまく機能する場合

実際に助けになるのは、詰まっていたのが感情ではなく、技術的な部分だったときだ。言いたいことははっきりしているのに、それが非難のようにも、延々と続く謝罪ツアーのようにも、グリーティングカードの文句のようにも聞こえない形が見つからない——そういう場面である。AIはまさにこの狭い領域が得意で、言い回しを提案したり、思ったより強く響く一文を和らげたり、今年五回目の「久しぶり😅」ではない書き出しを出してくれたりする。この使い方は、友人に下書きを見せて「これ変かな」と聞くのと同じ役割を、深夜でも、前置きの説明なしで果たしてくれているにすぎない。

うまくいかなくなる場合

問題が起きるのは、ある特定の一点だけだ。すでにある気持ちに言葉を与えるのではなく、そもそも存在しない気持ちをでっち上げるよう頼んだときである。「彼女のことがずっと恋しかったように聞こえる文章を書いて」と、実際には恋しかったかどうか自分でも定かでないまま入力すれば、道具にはその違いが分からず、求められればいくらでも「暖かさ」を生産してくれる。一方で友人のほうは、その違いに気づくことが少なくない。AIの文章に決まった癖があるからではなく、「演じられた暖かさ」と「実際にある暖かさを説明した文章」は、微妙に読み味が違うからだ。前者はより強い形容詞に手を伸ばし、後者は具体的なひとつの記憶に手を伸ばす。問題なのは道具ではなく、そもそも存在しなかったものを補わせようとしたことであり、これはAIを使う使わないに関係なく、もともと埋められない部分だった。

もうひとつ、静かに起きがちな失敗も言っておく価値がある。出てきた文章をそのままコピーして送ってしまうことだ。よくできた下書きであっても、それを書いたものはこの友人を知らないし、二人の間に過ぎたこの一年も見ていないし、どの一言が本当に響くかも知らない。「誰に送っても成立してしまう」メッセージは、文章がどれだけ整っていても、やはりそう読めてしまう。直し方は小さい——二人にしか通じない具体的な事実をひとつ、自分の言葉で戻すだけでいい。これは語調をどれだけ磨くことよりも大事な一手だ。

芯を失わない使い方

  • 本当のことをひとつ、たとえ一文でも渡す。「そういう気持ちに聞こえるように」ではなく、連絡する本当の理由を伝える。「連絡しようと思いながらいつも先延ばしにしていた、それを直したい」から生まれた文章は、自分の名前で送れる。「彼女のことを一度も忘れなかったように聞こえさせて」から生まれた文章は、そうとは限らない。
  • 構成のために使い、存在しない中身を埋めるためには使わない。言い回し、語調、長すぎる文を削ること——ここは任せていい。だが記憶や、謝る理由や、愛情そのものをでっち上げることは任せられない。友人が本当に受け取りたいのは、まさにその部分だからだ。
  • 自分たちだけに通じる何かをひとつ戻す。共有の話題、前回話した内容の具体的な一片、今週その人を思い出した本当のきっかけ。よくできたメッセージを、自分のメッセージに変えるのはこの一手だ。
  • 受け取る側になったつもりで一度読み直す。文法のためではなく、それが記憶の中の友人らしく聞こえるか、それとも誰にでも送れそうな文章に聞こえるかを確かめるために。

正直な補足

これは、道具が実際に終わってしまった友情を作り直せる、という話でも、本心では送りたくないメッセージを誠実に見せかけられる、という話でもない。もし感じている違和感が、本当は「そもそも連絡を取り直したいのかどうか」についてのものなら、言い回しをどれだけ工夫してもそれは解決しない。それは、AIを開く前に、正直に自分で向き合っておく価値のある問いだ。だがもし答えが「したい」であり、ただ今夜はどうしても自分の言葉が見つからなかっただけなら、一文を組み立てるのに手を借りることは、一人で苦労して絞り出すことより小さな、あるいは薄い行為ではない。本当に大事な部分は、アプリを開くよりずっと前に、もう終わっている。